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ゼオライト株式会社

事例インタビュー

医療法人静和会 浅井病院 様

医療法人静和会 浅井病院 様

医療法人静和会 浅井病院 様

生まれ変わった“美味しい”水が 医療の現場と病院経営を支える

昭和21年の開院以来、信頼性の高い医療を提供するとともに、地域貢献を意識した病院経営、精神科患者への偏見排除など、社会性の高い活動に従事してきた浅井病院。平成15年(2003年)、社会的気運が高まる前から地下水利用に着目され、ゼオライトの水処理施設を導入されています。導入の経緯や導入後の感想などをお聞きしました。

まずは、浅井病院様の沿革からお聞かせいただけますでしょうか。

昭和21年に創業者が東金市内で精神科の診療所を開設。当時は、まだまだ精神科の患者様に対する偏見もあったため、より良い医療環境を求めて、昭和34年に現在の場所に移設し、内科・神経科・精神科の診療科目を持つ病院として再スタートをきりました。現在では461床を有し、700名の従業員を擁する大型病院に。近隣地域のみならず、東京をはじめとする他県からのご入院、通院患者様もいらっしゃっています。また東金を中心とした地域に老人養護施設や特別養護老人ホームを開設し、全体としては総勢900名もの従業員を抱えるグループへと成長。医療従事者としての責任を全うすると同時に地域貢献に対する強い意識と関心を持っていた創業者が、地域雇用の創出にも積極的に取り組んできたことの表れといえます。また、患者さんと地域の方々の間の協調を図りながら、偏見のない社会を実現するために、皆さんがふれあうことができるお祭りを開催。おかげさまで毎年4、5000人もの来場者がいらっしゃる大きなイベントとなっています。

地域との協調を重視されている浅井病院さんが、弊社の水処理施設を導入されたのは平成15年のこと。関東エリアではまだまだ実績の少ない設備であったたにも関わらず、導入を決断された背景をお聞かせください。

昭和62年に、マグニチュード6.1を記録した千葉東方沖地震が発生。東金、九十九里地域も大きな被害を受けました。水道は全部ストップし、たまたま水道と同時に井戸も活用していた当院は、なんとかしのぐことができたのですが、その100%を水道水で賄っていた他の病院では、医療活動にも支障が出る状態となりました。その時に、公共インフラに頼ってばかりではいけないと認識したのですが、ところが井戸水の利用には大きな障害がありました。この地域は沼地であったため地下水の水質に問題があったのです。鉄分を多く含んでいるため、井戸水を汲んでお風呂を沸かすと真茶色に。このような状態では、安全を第一とした医療現場での利用は難しいであろうと諦めていたのです。ところが、平成14年に病院を改装し、設備のリニューアルと増床を図ることになったのですが、患者様にとって快適な院内環境を実現するために、数多くのエアコンを設置したり、蛇口も増やしていけば、試算によると現状の1.5倍~2.0倍の水道料金になることが判明。対策を模索していたのです。

私どもゼオライト株式会社の水処理設備を選定された理由についてお聞かせいただけますでしょうか。

ゼオライトさんの前に、実は金融機関からの紹介で一社、同様のシステムをご提案いただく話になっていました。現場調査をしてもらい、地下水を採取して持ち帰ったのですが、この水質では利用が難しいとの回答。先ほどもお話ししたように、この地域に長く住んでいる私たちですから、そのような回答は予測していましたが、改めて専門家から動かぬ事実を突き付けられた形となりました。ですから、また別の金融機関からゼオライトさんを紹介されたときも、そういった過去の経緯があるだけに、まったく期待はしていなかったのです。ところが、ゼオライトさんは力強く「できます」とおっしゃる。数多くの実証データを元にした提案資料をいただき、デモンストレーションも見せてくれたのですが、それでも正直、半信半疑だったのです。そんなある日、ゼオライトさんの本拠地である福岡へ出向き、水処理設備を利用している医療現場を視察する機会をいただきました。福岡は、地面を少し掘っただけでと海水が出てくるような、地下水質の悪いエリアと聞いていました。それにも関わらず、視察した医療機関は、しっかり地下水を活用している。一番驚いたのが、人工透析をなさっているクリニックにおける生の声でした。人工透析の機器にはフィルターを付けるのですが、通常の水道水でも汚れが出ます。しかし、ゼオライトさんの水処理施設を通った水を使用するフィルターには、ほとんど汚れがなかったのです。視察後、私はゼオライトさんなら大丈夫だと確信し、理事長にご提案して採用に至ったのです。

導入されて、率直なご感想をお聞かせください。

医療法人静和会 浅井病院 様

この病院の中では、もはや水が綺麗で安心して利用できるということは、改めていうまでもない、当たり前の事実と定着しています。もちろん、コスト面でも想定通りの効果が出ていますので、健全な病院経営の助けになっているとともに、こうして地域の方々に高度な医療をお届けすることができる、そんな一助となっていることは間違いありません。患者さんの中でもご存知の方は、ペットボトルを持参してお持ち帰りになられます。浅井病院の美味しい水は、地域でも評判になっているほどです。

ありがとうございます。最後に、私どもゼオライトに今後期待することやご要望などございましたらお聞かせください。

アレルギー対策など、医療現場ならではの水の使い方があり、要求されるスペックがあると思います。今後はゼオライトさんと情報を交換しながら、研究を進めていただき、医療現場における水供給のモデルケースを作り、多くの医療機関に発信できればと思っています。※掲載内容は掲載当時(2015年)のものです

医療法人静和会 浅井病院 様

http://www.asaihospital.com/

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