井戸メンテナンスにかかる維持費について|費用を抑えるためのポイントと主な作業内容
- 井戸水
井戸はホテルや病院、商業施設などの大量の水を使用する施設で活用されている設備です。しかし定期的なメンテナンスを怠ると、井戸の故障や水質トラブルが発生し、想定以上の修理費用がかかることがあります。
本記事では、井戸のメンテナンスの重要性や定期点検の頻度のほか、井戸メンテナンスで行われる主な作業について紹介します。井戸を設置した後のメンテナンスについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
井戸のメンテナンスを怠るとかえって維持費用が高くなる
井戸は、ホテルや病院、商業施設など、大量の水を安定して確保したい場所で幅広く利用されています。長く安定して使い続けるためには、ただ設置して終わりではなく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
井戸のメンテナンスにかかる料金は、井戸の規模や状態により異なります。なかでも大きな負担となるのは、故障時に発生する修理費用です。
日頃からの点検や清掃を怠っていると、トラブルの発見が遅れてしまい、小さな不具合が大きな故障へとつながることがあります。その結果、修理費用が高額になり、想定以上の出費が発生するケースは少なくありません。
こうしたリスクを避けるためにも、井戸は定期的にメンテナンスを行い、早めの対応で負担を抑えることが大切です。
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井戸の耐用年数(寿命)について

井戸の寿命は一律に決められるものではなく、井戸仕上げの種類や掘削の深さ、日々の使用状況や水質によって大きく左右されます。そのため、同じ時期に掘削した井戸であっても、環境や利用条件によって耐用年数は異なります。
井戸に欠かせないポンプの耐用年数は一般的に約3~5年とされており、部品の劣化や摩耗が進むと交換が必要です。
井戸の寿命を少しでも延ばし、安定して水を利用し続けるためには、定期的なメンテナンスを実施しましょう。早めに異常を発見し対処することで、急な故障や高額な修繕費用を避けられる可能性があります。
井戸の故障サイン
井戸の耐用年数は種類や使用状況によって異なるので、不具合が起きているサインを見逃さないようにしましょう。井戸の故障サインとして挙げられるのは、以下の通りです。
- 揚水量が減ってきた
- 水が濁っている
- 異臭がする
- 水の味が変わった
- 水漏れがある
- ポンプの機械音が大きくなった
揚水量の減少は、井戸内や取水口部分に砂や泥などの堆積物がたまることで地下水の流れが妨げられ、孔内水位が低下していくことが原因とされています。汚れが溜まったまま放置するとさらに目詰まりが進み、水の確保が難しくなってしまうでしょう。
また、水の濁りや臭い、味の変化は、水質の悪化や汚染が考えられます。井戸内の衛生管理が不十分だと微生物が繁殖し、大腸菌やレジオネラ菌といった人体に有害な細菌が発生する恐れがあるため注意が必要です。
さらに、水漏れやポンプの異常音は、ポンプ自体の故障や井戸設備の性能低下が原因である場合が多く、内部の汚れや堆積物が影響してポンプに過度な負荷をかけている可能性があります。
井戸メンテナンスの頻度
井戸のメンテナンスは、1〜3年に1回程度の点検や清掃を行うのが望ましいとされています。定期的にチェックをしておけば、小さな不具合や水質の変化を早い段階で発見でき、深刻な故障に発展するのを防ぐことが可能です。
また、異常を早めに見つけて対応することで、大掛かりな修理や設備交換を行うことに比べて費用を大幅に抑えられる可能性があります。結果として、井戸の寿命を延ばし、長期間にわたって安定した水の供給を確保することにつながるでしょう。
井戸のメンテナンスや修理には専門的な知識や技術が求められるため、自社内で対応しようとするのは危険を伴う場合があります。そのため、実際にメンテナンスや修理を行う際は、経験豊富な専門業者に依頼するのが一般的です。
定期的なメンテナンスは修理費用を抑えられるだけでなく、井戸を長く安心して利用するための大切な習慣だといえます。
井戸メンテナンスで行われる主な作業内容

井戸のメンテナンスでは、内部の状態を調査したり、汚れを取り除いたりするさまざまな作業が行われます。ここでは、専門業者が行う井戸メンテナンスの主な作業について紹介します。
井戸孔内カメラ調査
井戸の内部は肉眼で直接確認することができません。そのため、専用のカメラを孔内に挿入し、映像をリアルタイムで確認・記録する井戸孔内カメラ調査を行います。
この調査によって、ケーシング※1の破損や腐食、スクリーン※2の目詰まりといったトラブルを正確に把握することが可能です。
ゼオライト株式会社のメンテナンスでは、最先端の高解像度カメラを用いて、井戸孔内の詳細映像を撮影。それらを豊富な経験と知識を持つ技術者が解析し、結果を報告書にまとめて提出しているので、井戸孔内の状態をしっかりと調査・確認することができます。
※1 ケーシング:井戸の本管のこと
※2 スクリーン:井戸水を取水するために孔(あな)が開いている管こと
浚渫(しゅんせつ)工事
浚渫(しゅんせつ)工事とは、水底の土砂や沈殿物を取り除く工事のことです。砂が多く出る井戸では、放置するとスクリーンが砂で埋まってしまい、揚水量が減少してしまうことがあります。
浚渫工事を行うことで、井戸底にたまった砂や泥などの沈殿物を取り除き、スクリーン部分の目詰まりや水量の低下を防ぐことが可能です。井戸の状態に応じて、定期的に浚渫を行いましょう。
二重ケーシング
二重ケーシングは、既設のケーシングパイプ内部に一回り小さなケーシングパイプやスクリーンを挿入し、両者の間に砂利を充填することで、強度を補強しながら井戸の機能を回復させる工法です。既存のケーシングパイプが腐食や破損を起こしている場合に行われます。
能力回復洗浄(井戸孔内洗浄)
井戸を長期的に使用していると、内部にスケールや汚れが付着し、目詰まりを起こすことがあります。能力回復洗浄(井戸孔内洗浄)では、水中ポンプや揚水管に付着したスケールを除去し、井戸本体の目詰まりを解消することが可能です。
井戸ポンプ入替
井戸水を汲み上げるポンプは、井戸に欠かせない重要な部分です。井戸ポンプの寿命は一般的に3~5年程度とされ、経年劣化や故障が進むと揚水量の低下や過負荷などの問題を引き起こします。こうした問題を解決するためには、井戸ポンプの入替が必要です。
ゼオライト株式会社では、国内外のさまざまなメーカーの井戸ポンプを取り扱っており、井戸の状況やお客さまのご予算、ご要望に適した井戸ポンプを提案します。井戸ポンプの経年劣化、故障での対応はもちろん、長年使っていなかった井戸をもう一度使いたいという場合にも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
関連記事:井戸のメンテナンスは必要?代表的な方法をトラブル別に紹介
ゼオライト株式会社による安心の井戸メンテナンスサービス

井戸を長く安定して利用するためには、適切なメンテナンス体制が欠かせません。ゼオライト株式会社では、井戸孔内カメラ調査から浚渫工事、二重ケーシング、能力回復洗浄、ポンプ入替まで、各種メンテナンスサービスを提供しています。
さらに、安心して長期的に利用できる新規井戸の掘削まで対応。当社には井戸のプロフェッショナル(さく井技能士)が多数在籍しており、法令に基づいた適正な井戸を掘削します。井戸に関するご相談やご依頼は、井戸掘削2,000本以上の実績のゼオライト株式会社にお任せください。
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水処理プラントに関するご相談はゼオライト株式会社へ
ゼオライト株式会社は、水処理プラント及びメンテナンス事業を軸に、50年以上にわたってお客様の期待を超える「良質な水」と「メンテナンスサービス」を提供し続けてまいりました。
高い技術提案力とお客様第一主義の精神で、井戸や井戸水(井水)にまつわるお困りごとを解決いたします。
【ゼオライトの実績】
- 逆浸透膜プラント500件以上(専用水道での国内導入数No.1)
- 水処理プラント納入実績1,400件以上
小型の業務用装置から大規模プラント、災害対策用ユニット型浄水設備まで、幅広い対応が可能です。お気軽にご相談ください。










